校舎の裏まで元樹を担ぐと、傍に会ったベンチに座らせて、縄で縛りつけた。
元樹は身動きが取れなくなっている。
「元樹君、酷い事して御免なさいね。」
花子が元樹の頬を撫でながら耳元で囁く。
「僕、何かしたかな?」
「いえいえ、何もしておりませんわよ。ちょっと確認したい事がありましてね。」
美樹がドレスの裾から、サングラスと金髪のカツラを取り出した。
「ちょっとこれを付けてくれないかしら?」
サングラスとカツラを差し出されると、元樹の顔がみるみる青ざめてきた。
「そ、それだけは止めて下さい。」
「あらあら、どうしてかしら?」
花子が尋ねる。
「それは…、それだけは…。」
必死に動かない体を揺さぶりながら嫌がる元樹。
「元樹君、大丈夫だから。ちょっとつけるだけですから。」
花子が元樹の体を抑えて、美樹が強引にカツラとサンクラスを付ける。
やがて、元樹が諦めたのか、じっと動かなくなった。
「これで完成ですわ。さっ、顔を上げてごらんなさい。」
元樹が顔をゆっくりと上げた途端、美樹がキャーと悲鳴を上げた。

