「大丈夫かい?」
「はい…。」
ドキドキ。
あれ?
私、ちょっとドキドキしている?
いやいや、そんな事はない!
「スカートが…、めくれているよ。」
「はい?」
博人の視線を追いかけると、自分のスカートがめくれあがって太ももがあらわになっていた。
「は、恥ずかしい…。」
すぐにスカートを直して整える。
「み、見なかった事にして下さい。」
人生でこれほど恥ずかしい事があっただろうか?
そういえば…。
先日、元樹君の前で気を失って保健室に連れて行ってもらった時も同じ状況だった。
見られたくないのに、いつもスカートがめくれてしまう。
明日から先生に私だけ男子用の制服でOKにしてもらおうかな…。
本気で思うほど初音にとって、太ももを見られる恥ずかしさは尋常ではなかった。

