「私の名はキャサリン、またの名をあの西大寺グループの1人娘、西大寺美樹と申しますわ。」
「はぁ…。」
あの、と言われても西大寺グループなんて初めて聞いた…。
「琴音さん、あなた面白い人ですわね。」
「そうですか?」
「1人で変な顔作ったり。」
「…見てたんですか。」
「ええ、いいライバルになりそうね。いや、私の勝利が分かっていますから、ライバルにはなりませんわね。オホホホ…。」
口元を手で押さえながら高笑いを上げる。
やはり…。
普段のブログで見せるような強気で嫌味な女だった。
そもそも西大寺グループってそんなに有名なのだろうか?
苦々しい顔でキャサリンを見つめていると、ライブハウスの扉が開いて係員が出てきた。
「お待たせ致しました。ショウさんがお待ちですので中へどうぞ。」

