日曜日、10時50分。
琴音はどのような服装にしようかと色々迷ったが、夏らしく爽やかに、と思い、白のブラウスに水色のキュロットで行く事にした。
「姉さんみたいにデートで制服着ていく訳にはいかないからね…。」
小さく呟きながら、集合場所へと出向く。
指定された集合場所は、小さなライブハウスの入り口だった。
すぐ傍に公園があり、青々とした木々が生い茂っている。
その木々が日陰を作り、暑さを回避させてくれている。
琴音が到着すると、まだ誰もいなかった。
どうやら私が一番だったようね…。
高鳴る思い。
ショウ君に…。
いつも画面の中でしか見ていないショウ君に…。
ショウ君にいよいよ会える。
私、どんな顔して会えばいいかな?
琴音が両手で自分の頬を引っ張り、いろんな顔を作っていると、そこへ大きな真っ白いリムジンが到着した。

