「遥、おはよ」


少し前髪をはねさせ眠そうな翼さん。


「おはようございます、翼さん」


あれから翼さんは前のように一緒にご飯を食べるようになった。


あいさつも、するようになった。



それだけなのに、私の気分は舞い上がる。


こんな小さな事でも喜ぶなんて、私はしあわせものなんだ。