違う。好き過ぎて困ってる。
何滴ものの涙が遥の頬を流れる。
「泣き虫で、めんどくさい。一緒に暮らすのも家事をしてくれるなら遥じゃなくても良かったし」
遥しか嫌だ。だけど、そんな事言えない。
泣いてる遥を慰める方法も分からない。
泣かせている理由は俺だから。
「ごめんなさい…。私、やっぱり迷惑だったですよね…。本当にごめんなさいっ。私…」
遥が言葉を詰まらせる。
何て言おうとしているかだなんて、聞かなくてもわかる。
俺も聞きたくない言葉。
「アメリカに行くんだろ?」
あー、もう戻れない。
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