「ごめん。驚かせた?」 久々に聞く、翼さんの声。 耳の奥を刺激して私の体温を一気に上昇させる。 「いえ、大丈夫です。どうかしましたか?」 ちゃんと話せてるかな? いつもみたいに話せてる? 変な事が気になって仕方ない。 会話だけでこんなことを考える事が来るなんて思わなかった。 「いや、これ行かない?」 翼さんが一枚の紙切れを見せる。