「……覚えてるよ。確か迷子になってた大地を私が家まで送ってあげようとしてたけど、結局私まで迷子になってたんだよね」 「そうそう!それから親が見つけてお互い帰れたんだけどな。あの時の遥の泣きっぷりには驚いたわ」 「違うよー!泣き過ぎてたのは大地じゃん!」 なんだ懐かしい気持ち。 ふと、大地が足を止める。 「大地?」 名前を呼ぶと、ゆっくりと大地が私を抱き締める。 「あの時…あー、俺この子に一生ついて行きたいって思ったんだ。」