冷たい彼は旦那さま



急な翼さんの言葉に誰もが戸惑った。


「遥、おいで」


スッと差し出された手に素直に握り返すことが出来なかった。


数分前の私なら喜んで握ったんだと思う。


だけど、大地の気持ちやサツキさんとの事の後では素直にはできない。


躊躇していた私に痺れを切らしたかのように、翼さんがわたしの手を握った。


「っ、翼さん?」


「二人で話そう」