「正直に話すか、俺にキスされるか」


「へ!?」


「遥はどっちを選択する?」


そう言いながら大地はジリジリと私との距離を無くしていく。


「ちょ、ちょっと待って!!」


大地が近付く度に後ろへと下がる。


だけど、私の背中はついに壁へとたどり着き、逃げ場を失った。


「話すか、キスされるか。どっち?」