「翼さんと、一緒にご飯食べたかった……」 「ん」 「翼さんが早く帰ってくるって…た、楽しみにしてっ。翼さんに笑って欲しくて、たくさんっ…翼さんの好きな物作ってっぅ…」 「………」 「私、子供だからっ、……つ、翼さんの事何も分からないから、何を、してるのか…ぅ、分からないっ…」 ずっと、溜め込んでいた感情溢れ出すばかりで。 何滴ものの涙が、頬をつたって床へと落ちる。 翼さんの服にも滲んで暗い跡をのこす。