わたしは、波野 ハナ 19歳
高校を卒業してこのカフェで働いてる

周りのみんなは大学や専門に進学したけど、わたしはどうも気が進まなかった

もっと色んなことに触れたいと思ってはいたけど、今の自分にはそれができなかった

だからわたしは、とりあえず働くことにした


「おはようございます」

「あ、ハナちゃん、おはよう」

「今日もよろしくね」

「よろしくお願いします」


咲季さんはわたしより5つ上の笑顔がステキでとても可愛らしい先輩


わたしを妹のように可愛がってくれる


この街で一人暮らしを始めた時も、沢山気にかけてくれて色んな生活用品をくれたり、材料を買ってきてくれて2人で鍋パーティーをわたしの部屋でしたりと面倒をみてくれた


「ハナちゃん今日も忙しくなりそうね、気合い入れてやるわよ!」

「あっ、はいっ!」


今日も忙しくなるのかな

スムーズにいくといいな

そんなことを考えていれば、バタバタと時間は過ぎていった