ガラッ!!!
いきなり教室の扉が空いた。
あ。あのチビ女だ。
しかもかなり怒ってる。
チビ女は教室を見渡すと俺だけを見てこっちに歩いてきた。
「おい!神木優介!この髪どーしてくれるわけ?しかもあたしは大大大遅刻だよ!!わかってんのか??」
教室で俺に向かって怒鳴りちらした。
このチビ女。なんで俺の名前知ってんだ?
しかもこいつ、いまこの教室。HRってわかってんのか?
みんなこっちをみてポカーンとしている。
「プププッッ!!」
俺は笑いを我慢できず吹き出した
「な!なにがおかしいんだよ!」
「おまえ。いまHR中だけど。みんな見てるの知ってる?」
「え?」
チビ女はキョロキョロと教室を見渡すと見る見るうちに顔が真っ赤になった。
「し、失礼しました!!」
また走って教室を、出てしまった。

