なにも言い返せないのか黙り込んだ海斗君。


「私の勝ちみたいだねっ。じゃ、私帰るから」
「…待てよ。俺が簡単に騙されると思った?」

は…?急になに。


「今の証言、録画したから。」
「はっ?なに言ってるの?」
「ヤったのもバレるけどよ。でもそれは彩音にちゃんと話す。」



ふーん。証拠を残したかったんだ。