相変わらず優しいんだね、槇村くん。 「…でも私、行かなきゃいけないところがあるのっ。だからまた今度話さない?」 海斗、、。 彼氏との約束なの。 毎日屋上で会うって誓ったの。 「…そっか。急にごめん。そうだ、携帯番号交換できるかな?」 「あ、うん」 「良かった。番号交換も断られるんじゃないかって焦った」 「断るわけないよ。槇村くんは大切なクラスメートだったんだから。」