「…お前、あれだな。こんなノートまで作ってあんなに告白して、いつかストーカーして最終的に繭歌ちゃんのこと殺す、ストーカー殺人者になりそうだよなー」




それほどまでにお前の繭歌ちゃんへの愛は異常だ。




圭介に異常と言われたら終わりな気がする。




でも異常でいい。
これで繭歌が俺を好きになってくれるなら。




例え繭歌が他の男を選んだとしても、俺は繭歌の幸せを願う。




とか思ってるけど、いざとなると繭歌の男に何をするのか分からないけどな。




そう思ってしまうほどに、繭歌を独り占めしたいんだ。
俺以外の男になんて見られたくない。




俺以外の男に見せるくらいなら、繭歌をかごの中に閉じ込めてしまいたい。




俺以外の男に渡すくらいなら、ドラマみたいに一緒に死ぬってこともあるかもな。




そうやって考えても、俺はストーカーにはならない。




だって………




「…家が隣なのに、ストーカーなんかしないよ」




俺の言葉に何故か爆笑してる圭介。




意味が分からなかったけど、廊下を歩く繭歌を見れたから良しとしよう。




【side end】