あたふたしてる間に海聖に両肩を掴まれた。 「い、今しなくても…「俺は今したい」 ドキッ 胸の鼓動が一度だけ高鳴った。 顔を逸らしたけど、真剣な海聖の表情を見ると抗えなくなる。 人生で一番の緊張で、体が氷のように固まる。 「緊張しなくて大丈夫だよ」 私の緊張を解そうとしてるのか、海聖は私の唇を親指で優しくなぞる。 それは逆に緊張するよ……! 「……繭歌、目閉じて?」 両手を握られ、いつもよりも優しい声で囁かれる。 その声がくすぐったくて、何故か心地よくて自然と目を閉じてしまった。