「いい?宙。あなたは勉強だけできてればいいのよ。いずれ、わたしの会社を継ぐことができるだけの勉強ができていればいい……」 母はいつも何かの後にこれを言う。 まるで、わたしの心にそうでなきゃダメだと錯覚させるように。