だが、桜空が来て変わった。 もっと人を大切にしようと思った。 我ももともとは人間の身だから。 ――――――――――――――― 「琥珀さん」 「なんだ?」 虹春が帰ってきて、我の前に座る。 「…羽路さんに聞いて、話そうと思ったんです」 すっと虹春は顔をあげた。