家族は父親と妹。 虹春の体は昏睡状態だった。 昏睡状態なら、あと数日で都から出るだろう。 我はそう思いながら、仕事をした。 ―――――――――――――― 数日後。 「琥珀さんの仕事ってなんですか?」 虹春が我の隣に座り、問う。 「成仏できない者の手助けだ」