「羽路《ハル》」


「此処に」


琥珀さんがふと、ある名前を呼ぶと、青い目をした男の人が現れた。


「こやつは羽路。我の側近だ」


「以後、お見知りおきを」


羽路さんは軽く頭を下げる。


「琥珀様、ご命令とは?」


「…結界の準備を」


「っ?!何故ですか?!」