太陽のあいつ《完結》

「「超!!イケメン」」



クラスの女子が
声を上げた。


「カッコ良い~」「彼女いるのかな~」と言葉を交わす女子たちの間からこっちを見るナオキがいた。


口をパクパクさせながら、
アツシを指さしている。


きっと
「アツシだよ!!びっくり~!」
と言っているようだ。


俺も軽く目で合図しながら、
アツシのことを見た。


鼓動は更に激しくなり、
部屋で二人きりになったときのことを思い出す。


そして、
今がその時と
同じ気持ちなんだと気付いた。


何なんだよ…

俺…