太陽のあいつ《完結》

窓側の自分の席に
腰を下ろすと、
一息ついた。



はぁ…
何だろう。

俺、やっぱり…
ちょっと変だよな…。

クラブに行って女、
引っ掛けたわけじゃないのに…。



外に目を向けると、
遅刻ギリギリで走っているナオキの姿が目に入った。


あいつ…
何で、俺のこと連れて帰らなかったんだよ…。



4人でテーブルを囲んだときのことが脳裏を過ぎる。