母さんも
今は悲しい顔をしないで、
父さんの要望に答えている。


俺はやっぱり
父さんが好きだ。


子供の時と
全く変わらない父さん。


俺は父さん似かもね…
だって好きな人に夢中になっちゃうし。


俺には
母さんも姉ちゃんもいる。


家族があるから、
今の俺がいる。


そして、
アツシと出会えたから、
今の俺がいる。


人って
そうやって生きているんだ。



俺は空を見上げ、
カラダ全身で、
太陽の光りを浴びた。



   <完>