―バッシャーン



太陽が乱反射するプールに
俺は飛び込んだ。


水の中で
一体化する俺のカラダ。


100mを泳ぎきった後、
末永がストップウオッチを押す。



「おお!!
今日も調子良いな!!
この調子で夏の大会も頑張れよ!!」



満足そうな笑みで、
俺の顔を見ていた。


プールから上がり、
ベンチに腰をかける。


フェンス越しのひまわりは
また同じ顔で俺のことを見ていた。



あれから一年か…