アツシは群がる奴らに
「ごめんね~」と言いながら、
俺の傍にやってきた。



「ケイタ、帰るか?」


「…うん。
もう良いの?」


「あぁ、
教室に居たらキリないし…」


「そっか~
アツシは人気者だね~」


「何言ってるんだよ~」



アツシは
俺の頭をクチャクチャと撫でた。



俺たちは教室を出ると、
アツシはカバンから
デジカメを出した。