「…見られちゃうよ…。

 良いの?」


「今日は良い…」



男同士が肩を寄せ合い、
イリュミネーションを見ている姿。
そんな姿に気付いた人が、
気付かないフリをして
通りすぎていく。


でもそんなこと
どうでも良かった。


アツシとの残り少ない時間を
どう過ごすことのほうが
大事だと思った。



アツシと離れるのはヤダよ…。


でも受け入れなくちゃならない現実なんだね…。