太陽のあいつ《完結》

会場に着き、
ジャージ姿の水泳部員と
ギャル一人の集団は
受付を済ませ、
学校専用席に腰を下ろした。



「一年から準備体操して、
となりのプールでウオーミングアップして来い!!」



末永の声に
動き出す一年生を横目に、
俺は目の前のプールを眺めた。



今日、
ここで泳ぐんだな…。



何度か来たことがあるプールなのに、
今日は全く違うものに見える。


俺は今年の夏に変わった。


腐っていた自分を捨て
生まれ変わったのだ。


そんな気持ちで、
25メートルのプールを眺めながら、
気合いをいれた。


…でも、
さっきから妙に落ち着かない様子の
アツシも気になった。