俺ってバカだな。

ホントバカだし、
単純だよ。


単純なこんな俺を
好きって言ってくれる
アツシが大好きなんだ。



俺たちは母さんが
用意してくれた布団に
二人で潜った。


俺のベッドで寝ても良かったけど、
使っていないことが分かると、
変だと思われるから。


俺の育った家で、
アツシと一緒に寝る布団。


アツシの腕の中で、
俺はゆっくりと目を閉じた。