黙ったまま、
何も言わないアツシを
見つめていると、

「ケイタ~!!
ミキから聞いたぜ~!!」


俺たちの間に
割り込むように飛び込んでくるナオキ。



「お前!!
モデルなんてすげ~な!!」


「あぁ…
まだ人に言うなよ。
恥ずかしいから…」


「分かってるって!!
撮影は俺も見学に行くからな!」



浮かれた口調で話すナオキと
「頑張れよ」の声もかけてくれないアツシ。



アツシ…
俺がモデルやるのイヤなのかな…。