太陽のあいつ《完結》

アツシの肩に
おでこを擦りつけ、
温もりを感じる。


温かく
優しい気持ちになれるこの感触。


そんな気持ちにさせてくれるのは、
アツシだけだよ。


もっと
アツシの体温を
感じていたいんだ。



そんな俺の頭に
アツシは手を乗せ、優しく撫でた。


そして、
俺の肩に手を回し
唇をおでこに近づける。


おでこからの感触が
雨に濡れた冷え切ったカラダを温めてくれた。