太陽のあいつ《完結》

「ナオキ…
分かった。
話してくれてありがとう。
俺…
やっぱりアツシが好きなんだ。
アツシの傍に居たいんだ…。
分かってほしい…」


「あぁ。俺、自分勝手な行動だよな。
お前の気持ち無視して…
マジごめん」


「いいんだ。
理由も分かったから…。
俺、これからアツシのところに行ってくるよ」



俺は
頷くナオキの肩を
軽く2回叩き、
小さく微笑んだ後、
カバンを持って走り出した。


階段を
ダッシュで駆け下り、
急いで廊下を走る。