太陽のあいつ《完結》

ナオキは黙ったまま、
何も言わず街を見ていた。


午前中より
少し風が強いが
心地良く頬に当たる。


俺は
ナオキに目を向けた。



「……ナオキ?
俺のこと、嫌いになったか?」



理解が出来なければ、
きっと嫌われる…と思った。


男が男を好きになるなんて…
普通理解出来ないよな。


でもナオキには
分かってもらいたい…