太陽のあいつ《完結》

部活が終わり、
俺たちは学校の屋上へ向かった。


学校の屋上からは
俺の住む街が一望できる。


俺はそんな街を見下ろしながら、
となりにいるナオキに
アツシへの気持ちを正直に話した。



すぐに
理解してもらおうとは
思っていない。


ただ
俺の気持ちを少しでも
分かってもらいたかった。



俺がどんな気持ちで、
アツシと付き合い、
そしてサオリとも付き合ってきたか…。



そして、
アツシから別れを告げられ、
今どんな思いなのか…
すべてを伝えた。