太陽のあいつ《完結》

「ナオキ…
部活終わった後、
話せるか?
お前にはちゃんと話すよ」


「うん…
俺も話すことがあるんだ…」


「そっか…」



ナオキは
小さく頷くと、
行ってしまった。


俺、
ナオキにはちゃんと話そう。


あいつは親友なんだ。
きっと分かってくれる…。



空を見上げると
長く続く飛行機雲が、
何かを暗示するように見えた。