太陽のあいつ《完結》

「ユキナもさぁ、
ちゃんとした恋愛しろよ」


「え~だって~
ケイタが良かった~。
エッチだけでもしたい~」



甘える声に、
少しだけ心が揺れてしまう。


でも俺には、サオリがいる。


だから
こいつは抱けない。



「ごめん!!
また機会があったら、
ガッツリイカしてやるから!!」



冗談交じりの口調で
ユキナに伝えると、
少し不服そうに他の男のところへ行ってしまった。



「ユキナちゃん、
やっぱりケイタが良いんだな…」



ナオキがボソッと口にした。