太陽のあいつ《完結》

今日もエッチに流れたくないから、
サオリを自分の部屋に通さず、
居間へ通した。


サオリのことは
可愛いと思っている。


優しいし、
オシャレだし、
学校でも人気あるし…
自慢の彼女だ。


でも違うんだ…。


俺はサオリのことを
本気で好きじゃない。


本気で好きなのは
アツシなんだ。


サオリの体温を
感じている間も
アツシのことを考えてしまう。


アツシの温もりを
また感じたいよ。


アツシの鼓動を
感じたいよ。