♪ピンポーン



チャイムが鳴り、
玄関に出ると
デニムのミニスカートに
白のキャミソールを着た
サオリが立っていた。



「ケイタ~!!
ケガ大丈夫??サオリのせいでごめんね~」


「良いって。
とりあえず上がれよ」



サオリを自分の部屋ではなく、
居間に通し、
オレンジジュースを渡した。



「ありがとう。
ホント、色々ごめんね…」


「もう良いって。
二人とも無事だったんだし。
それよりお父さんは大丈夫か?」


「うん…。
バカなことして!って怒ってた。
でもケイタのことは
悪く言ってないから安心して」


「あ、うん…」