♪ブーブーブー



<もう帰ってきたの??>



やっぱり
サオリからのメールか…



薄暗い道を
トボトボ…と歩いて進む。



俺の家、
こっちで良かったかな…



何も考えることが出来ず、
ただ、足を動かすだけだった。


オバサンが乗った自転車に
スレスレで追い越され、
一瞬カラダがビクンとする。


どれぐらいに時間で
自分の家にたどり着いたのか…
よく分からない。


自分の部屋に入ると、
ベッドに寝転んだ。