太陽のあいつ《完結》

「何??」



ちょうど逆光になり、
アツシの顔がハッキリと見えない。



「あのさぁ。
もう面倒くさいんだ、こういうの?」



…え?



外から子供の声が、
かすかに響いている。

俺たちの間には沈黙が流れた。



今、何て言ったの??
面倒って…何が??



期待とは180度違う発言に、
意味が理解出来なかった。