太陽のあいつ《完結》

「アツシに頼まれたからだよ」



傷口を見ながら、
話すミキ。



そうなんだ……。


んんん??


何で、
アツシがミキに頼むんだよ…。


何でだ??



またまた
?マークが浮かんだ俺に
目を向けたミキが口を開いた。



「もう面倒だから言っちゃうね。
あたし、アツシとケイタくんの関係知っているよ。
付き合い始めから聞いていたから」


「え??

 
 えーーー?!?!

 マジ?!」


「うん。マジ。
消毒終わり~。
買ってきたパン食べよう。
アツシももう少しで帰ってくるから」



平然としているミキと
状況が読めず混乱する俺。