太陽のあいつ《完結》

「ホント??
そしたら明日は?」


「明日は
部活があるからダメだよ…」


「終わった後は??
ねぇ??」



その時、
ガチャとドアが開き、
腰にタオルを巻いたアツシが出てきた。


ケータイ片手に凝視する俺に、
アツシは「ん??」という顔をして
こちらを見ていた。



「と、とりあえず…
明日、また連絡するから、
じゃあな」


「うん…
分かった~。
え…でももっと話したよ~。
今、誰かいるの??」


「いないよ!!
明日部活終わったら電話するって。
じゃ!!!」



最後は乱暴な言い方で
電話を切った。