太陽のあいつ《完結》

お互いに
おでこをくっ付け、
いつもの悪戯っ子の
顔をするアツシ。


そんなアツシの顔を見て、
あの時のことを思い出した。



「……アツシ」


「うん??どうした??」


「今日、
アツシとサオリが
キスしてるの見て…
何だか切なかった…」


「はぁ???
何言っているんだよ!!
あれは人工呼吸!
キスじゃないよ!」


「分かっているけど…。
すげ~イヤな気持ちになった…」


「バカなこと言うと怒るぞ。
それにサオリはお前の彼女だろう!」


「うん…。そうだけど…」