太陽のあいつ《完結》

何て心地よいんだろう…。



頭から全身に
『安らぎ』という水が
流れ込むような感覚だ。


目を瞑り、
アツシの肩に頭を乗せた。


アツシと居ると、
どうしてこんなに優しい気持ちになれるんだろう。


きっと
アツシが優しいからだね。


俺にいっぱい優しさをくれるからだね。



アツシの唇が
俺の唇にそっと重なった。


日差しをいっぱい浴びたせいで、
少しカサついた唇は
俺をもっと優しい気持ちにしてくれる。