太陽のあいつ《完結》

「着替え持ってきたぞ。ほら」


「サンキュー!
何かごめんな…」


「良いって。
それより、サオリちゃんは大丈夫か??」


「うん…
救急車の中で意識は戻ったから…
大丈夫だと思うけど」


「そっか…。
今、ミキがアツシのところに着替えを持って行ったから、
ケイタも着替えたらそっち行こう」


「あ、うん…」


「それにしても、
お前の傷もすげ~痛そうだな。
しばらくプールも入るなよ」



ナオキは心配そうな表情で、
俺のカラダの傷を見ていた。