サオリは海の家でレンタルした
普通サイズよりも
一回り大きい浮き輪に乗り、
気持ち良さそうに笑っていた。



「ケイタも
一緒に乗ろうよ~」


「え…良いよ~
恥ずかしいし…」


「そんなこと言わないで…。
ほら早く~」



サオリは甘い声を出しながら
俺の手を引っ張った。


浮き輪に
お尻だけ沈めているサオリと
背中合わせで乗ってみる。