太陽のあいつ《完結》

「ナオキは
ホント、ミキが好きなんだな…」


「あいつはマジだよ。
ミキちゃん一筋だから」


「そっか~。
ケイタはサオリちゃん一筋じゃないの?」



意地悪そうに聞くアツシ。


俺は「知らねえ~」と答え、
海中に潜り、
アツシの腰に抱きついた。


さっきのお返し…なんて思いながら、
アツシに掴まる。


すると、アツシも海中に潜り、俺たちはじゃれ合った。


そして、
また唇を重ねた。


周りには誰もいない海の中で、
お互いの腰に手を回しながらキスをする。