太陽のあいつ《完結》

「うわ~すげ~!!
こんなところまで来ちゃった~!」



一番背の低いナオキは
少し焦っている。



「少し戻ろう。
ミキたち……
ナンパされるかもしれないし!」



わざとナオキを焦らすように、
いつもの悪戯っ子の顔を言うアツシ。



「え?!?!
そうだよ!!ヤバい!!!
二人だけにしたら危険だよ!!」



ナオキはクロールで
勢い良く泳ぎだした。


そんな姿を見て、
アツシはまた小さく笑う。