太陽のあいつ《完結》

アツシは俺から離れ、
シャワーのお湯でうがいをした後、
蛇口を閉め、
更衣室に行ってしまった。


呆然と立っている俺は
太股まで下げられた競パンを穿き、
蛇口を閉めた。


シャワーの音がなくなると、
一気に現実に引き戻される。




恐る恐る…
更衣室に行くと
アツシはボクサーパンツを履き、
タオルで頭をゴシゴシと拭いている。



何て声をかけたら良いんだろう…


さっきのキス…
どういう意味なんだ…



俺たちの間に沈黙が続く。