太陽のあいつ《完結》

モクモクと白い湯気がシャワールームを幻想的にさせる。


俺も蛇口をひねり、
お湯を頭から浴びた。


夕暮れのプールで泳いだカラダは
想像以上に冷え切っていた。


お湯の温度が気持ち良く目を瞑る。



はあ~
気持ち良い。


今日はけっこう泳いだから疲れたな…。



深く息を吐いた瞬間、
背後に人の気配を感じた。


俺はとっさに振り返ると、
そこにはアツシが立っていた。